「DAWや映像編集ソフトの拡張キーボードを試しまくって自作キーボードに行き着いた話」

自作キーボード

最近、音楽や映像のソフトを便利にする拡張キーボードを使っている方を多く見かけます。
私も例に倣い色々なキーボード(中にはキーボードと呼べるものかわからないものもありますが)を試してみたので感想などを書いてみたいと思います。



いきなり結論から入りますが、最終的に勝ち残ったのは「キーボードの自作」です。
(正確にはキーボードキットの組み立て)

理由としてはずばりカスタマイズの自由度です。

QMK Firmwareという仕組みでかなり自由度の高いカスタマイズが可能です。
QMK Firmware

キーボードの選択肢はいくつもありますが、現在私が使用しているのがNilgiri Tea様のPalette1202というキーボードです。


 
Nilgiri Tea – BOOTH

【キット】イラスト用補助デバイス[Palette1202] – Nilgiri Tea – BOOTH

グリグリ(ロータリーエンコーダー)が2つついているのでタイムラインの移動や拡大縮小などに重宝します。

グリグリは押す(プッシュ)動作もあるので2度美味しいです。

ぶっちゃけ実質無料の感覚です。

「キーボードの組み立てが難しい?」
「QMKの環境構築が大変?」

いやいやそんな事はEQやコンプレッサーのパラメーターを覚えたりそれらの違いを聴き分けられるようになるよりははるかに簡単です!
マニュアル通りにコマンドを打って、エラーが出たらグーグル先生に聞けば大概解決します。

道具を揃えるのが面倒という方には組み立てオプションもあります。
【完成品】イラスト用補助デバイス[Palette1202] – Nilgiri Tea – BOOTH

私はメインのキーボードは、Solfeというグリグリ(ロータリーエンコーダー)が2個搭載されている左右分割式のキーボードを使っているので、Palette1202と合わせると合計4つのグリグリがあるのでこれで足りないという場面にはまだ直面していません。
SofleKeyboard | A split keyboard based on Lily58, Crkbd and Helix keyboards

どうしてもQMKが難しいという方には、「VIA」や「Remap」というドラッグアンドドロップだけでカスタムが可能な手段もあります。

VIA

Remap

「レイヤー」という概念を活用する事で凄まじい量のキーを割り当てができますし、複数のキーのコンビネーションも1ストロークで割り当て可能です。

既存のデバイスだとどうしてもソフト面で限界というかできることの範囲が限られてしまうので、結果としては自作のものをカスタムして自分専用に鍛え上げていくのがベストというエンドゲームとなりました。


以下、購入して実際に試したデバイスの感想を簡単に書きます。
(全てMac OSでの使用です)

Koolertron 片手キーボード

一番はじめに購入したデバイスです。
キーをカスタムするためのソフトがWindows用のため、Parallels を使って仮想環境でソフトを起動して設定するという多少煩雑なプロセスが必要だったため実用にはいたりませんでした。

Orbital2

Orbital2はグリグリの周りに押し込み可能なボタンがついたデバイスです。
Orbital2 | BRAIN MAGIC Inc.

グリグリを倒す角度などで様々なコマンドを割り当て可能で、倒した時にブルッと震えるフィードバックが気持ち良いです。
カスタム用のソフトは簡単なので使い方に困ることはないと思います。
価格がやや高めなのが導入のハードルを上げてしまっているかなというところです。

Stream Deck

Stream Deckは著名な方がYouTubeやブログなどで紹介されて一気に市民権を得たデバイスです。
Stream Deck | elgato.com

ボタンのアイコンを好きな画像に変更できる遊び心がクリエイター魂を燃やすのではないかと推察します。

Pro Toolsには必須なSoundFlowはこのStream Deckを推奨しているので、親和性はかなり高いです。
SoundFlow – Workflow platform for creatives: Automate Pro Tools, Cubase, Nuendo

Stream Deckにはグリグリがないので個人的には採用ならずでした。

TourBox

TourBoxは価格と機能のコスパが一番良いデバイスかなと感じました。
TourBoxークリエイターのための新世代のコントローラー

グリグリもあるし、各ボタンのコンビネーションが多いので見た目以上のポテンシャルがあります。
マーケティングという観点でそこまで人の目に触れないのがユーザー数の増加に繋がっていないのかなと想像しています。

DaVinci Resolve Editor Keyboard

番外編として、映像のメインで使用していたDaVinci Resolveという動画編集用のソフト専用のキーボードです。
DaVinci Resolve 17 – キーボード | Blackmagic Design

小さいサイズのSpeed Editorというキーボードは価格が安めなので割と売れているようですが、このフルサイズのキーボードは発売開始時は15万円以上もしたため国内で使用している方はかなり少ないと思います。
ですが、DaVinci Resolveの「カットページ」の有用さを知っているレベルの方であればほぼノーマウスでカット編集が可能です。
リニア編集上がりの方にもとてもおすすめです。

こちらはコロナウイルス登場以降に仕事が減ってしまったことと、サイズが大きすぎたため泣く泣く手放しました。


以上、DAWや映像編集ソフト用のデバイスについてでした。


自作キーボードは配列のカスタムだけではなく、キーキャップやキースイッチなどの改造要素が詰まっているのでクリエイターのみなさんにとってはとても刺激になるであろうデバイスです。

是非ともその醍醐味を味わっていただきたいです。


この記事は、「薙刀式」と「Solfe V2」で書きました。

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